ワインを味わうとき、3つのプロセスが必要です。

まずは視覚によるテイスティング、つまり観察することです。ワイングラスの足の部分を人差し指と親指で自分のお腹の前に持ってきて、上から液面を覗き込み、浮遊物の有無を確認します。それから、グラスを自分の目と同じ高さに置き、透明度・きらめきを見て、ワインが劣化していないかどうかをチェックしましょう。

次は、嗅覚。ガラスを持っただけだと、淡い香りが立ち上がり、ガラスを軽く回すと、より濃い香りがすればよいワインです。

最後は、口で味わうこと。毎回、6ー10ミリリットルほど少しだけ口に入れ、同時に香りを吸い込むようにしましょう。飲み込んだあと、口の中に後味が長く続くのはよいワインだと言えます。