中国、希少動植物種個体数が増加しつつある

2021-10-08 17:39CRI

 8日に公開された「中国の生物多様性保護」白書によりますと、中国では国家重点保護野生動植物種の71%が効果的な保護を受けており、ジャイアントパンダ、トキ、アジアゾウなど絶滅の危機にひんしている動物(生物)の個体群が拡大しつつあります。

 ジャイアントパンダの野生個体群は1980年代の1114頭から現在の1864頭に増加し、野生のアジアゾウは1985年の約180頭から現在の300頭前後に増加しました。

中国、希少動植物種個体数が増加しつつある

中国ジャイアントパンダ保護研究センター(四川省アバ・チベット族チャン族自治州汶川県)内のジャイアントパンダ

中国、希少動植物種個体数が増加しつつある

雲南省に生息しているアジアゾウ

 1981年、陝西省南西部に位置する漢中市の洋県で野生のトキわずか7羽が発見されました。現在のトキの個体群は5000羽を超えています。

中国、希少動植物種個体数が増加しつつある

浙江省湖州市徳清県下渚湖国家湿地公園内のトキ

 野生のチルーの個体群は1990年代末期の6万~7万頭から現在は30万頭に増え、ソデグロヅルは1980年代当初の210羽から4500羽以上に増加しています。(ジョウ、浅野)

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青海・チベット高原に生息しているチルー

中国、希少動植物種個体数が増加しつつある

江西省の「省の鳥」=ソデグロヅル