「三国協力の新たな章の始まり-過去10年とこれから先の10年を見据えて-」をテーマとする2018年中日韓三国協力国際フォーラムが18日、東京で開催され、中国から戴秉国元国務委員が開幕式に出席、基調演説を行いました。今回のフォーラムには、日本から自民党副総裁を務める高村正彦前外相や、韓国から共に民主党に所属する元韓国国会副議長を務めた文喜相議員が出席したほか、3カ国の産学官の各界からの代表300人が出席しました。
戴元国務委員はその席上、「中日韓三国協力はそのスタート以来、健全な協力メカニズムを構築し、著しい成果を収め、東アジア地域情勢の安定と地域発展のために積極的な役割を果たし、東アジア協力プロセスを力強く推進してきた。来年は中日韓協力も20周年目を迎え、三国協力は新しい歴史の起点に立つことになる。新しい情勢の下で、三国は新しい戦略的信頼関係を結び、新たな協力の目玉を作り出し、より良い世論環境を醸成し、地域と世界に幸福をもたらしていかなければならない」と述べました。
日本滞在期間、戴秉国元国務委員は日本の福田康夫元首相、元衆議院議長で日本国際貿易促進協会の河野洋平会長、自民党の二階俊博幹事長とそれぞれに会談を行いました。(hj む)