世界貿易機関（WTO）は12日、「世界貿易データと見通し」を発表し、世界貿易の成長率をこれまでの3.2%から4.4%に上方修正しました。報告書は、中国経済の成長を促進する要因が投資から消費へと転換することは長い目で見ると、より強い持続可能な発展ができるようになり、貿易の成長も促されるものだとしています。

　WTOのデータによりますと、2013年から2017年までの間に、中国では国内総生産増加への投資による貢献率が55%から32%に下がり、消費の比率は大幅に増えました。

　一方、報告は一部経済体間の貿易摩擦のエスカレートにより、貿易の見通しが不透明になったとしています。（Mou、星）