中国の『経済日報』によりますと、2017年、中国の物流業は比較的速い成長を保っているということです。中国物流情報センターが発表したデータでは、2017年1月から11月にかけて、全国社会物流の総額は229兆9千万元（約4004兆円）に達し、昨年の同じ時期と比べて6.7％増え、物流景気指数の月ごとの平均値は55．3％となり、2016年と比べてほぼ横ばいとなっていることが分かりました。

　2017年、政府は物流業の発展にさらに優遇策を講じ、物流業の集約レベルを向上させました。また、2017年中国物流業発展の特徴として、ニーズが盛んになったことや物流コストの減少、サービスレベルのアップ、産業買収合併の増加などが挙げられています。それと同時に、自動化した商品棚と分類、人工知能、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、位置サービスなどの現代技術が進められる中、物流の宅配効率や安全管理レベルも高まっています。さらに、サプライチェーンとネットワークが深く融合し、知能サプライチェーンが絶えず発展していることで、中国物流業にとって、今後も更なる大きな変化が起きるとみられています。（藍、星）