世界人工知能(AI)サミット開催=杭州

CRI2017-07-11 13:45:37

世界人工知能(AI)サミット開催=杭州

 「未来、そこに来たる」をテーマとする世界人工知能(AI)サミットフォーラムが9日、杭州未来科学技術シティで開かれ、国内外からAI専門家や研究者、投資機関、イノベーション企業リーダー及び起業家など計2500人余りがサミットに出席し、AIの時代をめぐって交流し、知見を分かち合いました。

 『中国AI産業レポート2017』によりますと、中国のAI産業の規模は2016年には100億6000万元に上り、2017年には成長率51.2%、規模にして152億1000万元を達成、さらに2019年には344億3000万元規模へと成長が見込まれるということです。このような背景のもと、AI産業の未来と発展トレンドは今まさに時代の焦点となっています。

 サミットの開幕式で、浙江省の袁家軍省長は「AIブームによって、発展の新たなダイナミクスが生まれ、経済の新たなパターンが誕生、AIはまさに浙江省をはじめ中国経済発展の新動力となった。浙江省政府はこの先3年間でAIの産業規模を500億元以上に拡大し、杭州AIと寧波スマート経済という2つの100億元規模の産業基地を建設する計画だ」と明らかにしました。

 中国工程院の会員で、かつて常務副院長を務めた潘雲鶴氏は、『AI産業の応用』と題する演説を行い「AI産業は2.0の時代に向かって進んでいる。今はAI産業発展の転換の時期に当たっている」と強調しました。

 コンピュータ界のノーベル賞と呼ばれるチューリング賞の受賞者として有名な米コーネル大学のジョン・エドワード・ホップクロフト教授は、「AIは画期的な影響を生んでおり、人類の仕事と生活を根本的に変様させている。各国とその国民は自分を絶えず変様させなければ、AI産業の発展から利益を得ることはできないだろう」と強調しました。

 他にも、エルサレムのヘブライ大学で教鞭をとっている歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ教授もサミットに参加し、独自の角度からAIを語りました。

 今サミットでは、同時にAI人材発展フォーラム、AI投資フォーラム、AI応用関連業界フォーラム、中独AI医療ヘルシーフォーラムの4フォーラムがその一環として開催されました。(殷、む)

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