ミャオ族
中国国際放送局
 

  中国西南部の貴州省で多く暮らしているミャオ族の人々は,異なる様式や風格の服飾を作り上げている。衣類は普段着と晴れ着に分けられているが、日常生活では普段着、お祭りや結婚式の時に花嫁が着る晴れ着である。服装や髪飾りなどは、いずれも技が複雑で、細工も緻密である。

刺繍に生かされているものは、主に竜、鳥獣、銅太鼓、花卉、蝶々そして自民族歴史などに限られている。図にあるミャオ族の作業は腰巻を刺繍しているところである。白いものをベースにした腰巻に、蝶々とムカデを多数刺繍しており、躍動感に満ちている。その模様はムカデをメインとしており、下の三段はそれぞれ蝶々や小型のムカデなどがあり、ミャオ族の伝統的で典型的な模様である。

その刺繍には、竜または雄の水牛に乗った人間の模様が最も多く見られ、この民族の勇ましさと生活を楽しむ趣向が表されている。ミャオ族の民間芸術には、竜に跨り、竜を調教する図案がある。これは竜をいたわり怖がらない気持ちが表されている。図にある刺繍は袖の縁に施された装飾で、蝶々、鳥、人間、竜の体をした人間の頭の模様などがある。図案の真ん中にある大きめの模様は鳳のデザインのようで、横たわっている人間の形で、それは魚にも似ている。蝶々の形は誇張され、形より意思表現に重点を置いていることが伺える。色彩では黒をベースに、赤を主としており、白、緑が使われ、ダイナミックかつ躍動的に表され、ビジュアル的でもある。