中国国際放送局
「香荷包」は中国民芸品の一つである。小物入れとしても使われているし、アクセサリーとしても使われている。形はいろいろあり、内容豊かな民俗の風習が生かされている。旧暦5月5日の端午の節句にこれを飾ると厄払いできるという説がある。その中にはヨモギなどの漢方の香料が入れられており、蚊を避ける同時に、殺菌効果もあり健康によい。形には語呂や漢字の意味から縁起のいいものが使われている。例えば、自分の意のままになるという意味の如意、昔のお金、色糸に包まれた粽、桃、蝙蝠、五種類の毒虫を食べているトラ、蜜柑などがあり、いずれも縁起のいい意味が含まれている。
図にある形はヒキガエルで、周りに干支が刺繍されている。ヒキガエルとは,日本のかぐや姫に当たる嫦娥や月の神話などとかかわっているし、商売繁盛をもたらしてくれる「ヒキガエルと戯れている劉海」の伝説とも関係あるものである。そして、干支は中国人の出生にかかわる動物として、縁起のいいものと見られている。この「香荷包」は大きさが手ごろな上、刺繍が緻密に施され、色も鮮やかで、動物の姿は生き生きと描かれている。
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