泥人形(六)
中国国際放送局
 

 中国北部の河北省新城県白沟村は、歴史上、大変有名な民芸玩具の里として知られています。ここの泥人形は様々で、一般的な泥人形の他、戯曲の登場人物の泥人形もあります。この泥人形の多くは、河北地方の戯曲「河北邦子」から生まれたものです。作り方は、2,3人で1つの型を用いて、粘土を型にはめて、体形を形成します。粘土と型の間には、少しの隙間もありません。当然、この方が人形の強度が増すからです。

 ある戯曲の中に「刀馬人」という人物がいます。この人物の人形は、もっぱら室内に飾られる大型の人形で、高さが、約60センチもあります。この人形はきわめてシンプルですが、馬に跨り、手には宝刀を持ち、迫力があります。玄関に入りると、玄関の両側に2体のこの人形が我々を迎えてくれます。この人形は飾りとしてだけでなく、魔除けの効果もあると言われています。

 「刀馬人」は、形こそシンプルで、大変素朴なつくりで、精密な模様はありませんが、白の下色に赤、黄色、黒の3色、特に黄色を主としていて、可愛さと趣きがあるのです。