4月25日全国ロードショー

　監督：張之亮(ジェイコブ・チャン)

　主演：範氷々（ファン・ビンビン）、黄暁明（ホァン・シャオミン）、王学兵（ワン・シュエビン）、趙文卓（チウ・マンチェク）

　香港の武侠小説家、梁羽生（りょう うせい）の代表作『白髪魔女伝（はくはつまじょでん）』が再び銀幕に登場！朝廷内の醜い権力闘いによって滅びゆく明朝を舞台に、名門の一派＝武当派の貴公子、卓一航と、荒々しくも美しい女盗賊、練霓裳の許されざる恋を描いた愛憎劇で、1950年代末から何度も時代劇アクションとして映画化やドラマ化されてきたこの名作がリブートされ、3Dとして生まれ変わり、中華圏で大注目を浴びています。

　これまでの作品中で、林青霞（ブリジット・リン）と張国栄（レスリー・チャン）がW主演する1993年の映画シリーズ（『キラーウルフ 白髪魔女伝』『白髪魔女伝2』）が最も有名で、時代劇アクション・ファンタジーの代表格にも当たる存在となっています。今回の新シリーズの主役に抜てきされたのは美人女優の範氷々（ファン・ビンビン）と、人気俳優の黄暁明（ホァン・シャオミン）です。『キラーウルフ』シリーズにおけるビッグスター2人のイメージが色濃い作品だけに、新シリーズの主演2人にとって大きなチャレンジになります。以前から「最も美しい中国女性」と「最高のイケメン」と、もて囃されるビンビンとシャオミンが、どんなパフォーマンスを見せてくれるか期待が高まっています。今回は3D映画となり、視覚効果がパワーアップしたほか、ストーリーや人物構成の一部にも新しい要素を取り入れているということです。

　メガホンを取る張之亮(ジェイコブ・チャン)は香港の名監督で、1989年の作品『黄昏のかなたに（原題：飛越黄昏）』や1992年の『籠民』は、いずれも香港アカデミー＝香港電影金像奨作品賞に輝き、日本の小説を原案に作った2006年の映画『墨攻』は近年の代表作です。

　【範氷々（ファン・ビンビン）】1981年9月16日生まれ

　中国大陸を拠点に活動する女優。1998年、ヴィッキー・チャオ（趙薇）や林心如（ルビー・リン）を輩出したテレビドラマの人気シリーズ『還珠姫〜プリンセスのつくりかた〜（原題：還珠格格）』に「金瑣」役で出演したのがきっかけで一躍有名になりました。脇役ながらも、純情可憐な若き女中を好演し、印象的な演技や清楚な外見でファンを魅了しました。現在、ＣＭや映画への出演が相次ぎ、注目度ＮＯ.１の人気スターと言っても過言ではないでしょう。

　【黄暁明（ホヮン・シャオミン）】1977年11月13日生まれ

　中国山東省青島出身で、俳優として最初はアイドルのイメージが強く、ドラマでの活躍が目立ちました。近年は映画への出演が多く、昨年、陳可辛（ピーター・チャン）監督の話題作『アメリカン・ドリーム・イン・チャイナ（現代：中国合夥人）』で若き企業家を好演し、演技派へ見事に転身したと好評も得ました。また、日本でも活動した美人女優、Angelababyとの熱愛報道でも注目されています。