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春節にまつわる幸せな悩み①:【恐帰族(帰省恐怖族)】

2012-02-02 11:20:27     cri    


























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 中国民政省が北京、上海、広州など6都市の市民にアンケート調査を行った結果、7割以上の回答者は「春節の帰省に悩まされており、連休症候群にかかった」と答えました。「チャイナライフ」、春節にまつわる悩みにクローズアップしてご紹介します。

【恐帰族(帰省恐怖族)】

 「恐怖」の「恐」に「帰省」の「帰」と書く「恐帰族」を聞いたことがありますか。最近の新聞やニュースによく出てくるキーワードです。帰省を恐れる人たちのことを指します。中国では、旧正月の春節は一年で最も重要な祝日で、家族と一緒に過ごすのが伝統になっています。そのため、毎年の春節を控え、都市で働いている人々は連休を利用して里帰りします。しかし、帰省ラッシュや都市生活のプレッシャーなど、様々な原因によって、最近、春節の帰省を恐れる一群がどんどん拡大しています。

 春節は家族揃って賑やかに過ごす祝日ですけれども、なぜ里帰りに恐怖心を持っているのでしょうか。帰省ラッシュのせいだけですか。

 詳しく見てみましょう。「重慶新聞」はこのほど、「恐帰族(帰省恐怖族)」にアンケート調査を行いました。その結果、3割の回答者は「いまの生活状況に満足しておらず、面子がたたないので実家に戻りたくない」と答えました。中国人はやっぱり面子がすごく重要なんですね。

 また、アンケート調査の結果では、農村や地方で一部の若者は一家の期待を背負って、都市部の大学に進学しました。しかし就職難によって、ようやく大学を卒業しても、理想の職場につけず、都市での生活にもう精一杯で、実家に仕送りなんかは、なかなか出来ないようです。春節の里帰り、家族や親友の期待に応えられない自分がとても情けなく、帰省を恐れているということです。現代社会とは言え、伝統的な考えにかなり支配されていますね。実家もリラックスの場ではないんですね。

 今年28歳の袁明さんは2005年に大学を卒業し、重慶のある民間企業に就職しました。今年、袁さんは春節連休中の残業を選び、帰省を諦めました。その理由はなんと「お金がない」ということです。袁さんの話では、いま、毎月の月給は3800元ありますが、家賃1000元、食事代1000元、水道やガス代、電話代、交際費用などを除くと、毎月の残りは1000元にもなりません。春節に帰省すると、往復の切符代が1000元ぐらいかかるし、姪や甥のお年玉、親戚へのお土産などを考えると、少なくとも3000元はかかるし、1年間の貯金の半分を使ってしまうため、帰省を諦めて、節約して貯金したお金を直接両親に送ったと言うことです。給与と生活コストのバランスですね。切り詰めて貯金しても春節の交際費に消えてしまうのは確かに悲しいですよね。

 それから、南の広州での出稼ぎ者、姜敏さん夫妻も今年の春節帰省を諦めました。もちろん世の中に、自分の子供に会いたくない親はいないでしょう。姜敏さんの二人の息子さんはまもなく高校に進学します。春節に帰省すると、往復の切符やお土産など、少なくとも2000元かかります。これらのお金を節約すれば、息子さんの教育経費にまわせるだろうとと考えたのです。「どれほど苦労しても、二人の息子を大学に行かせたい」と姜さん夫妻は一生懸命に貯金しているんです。将来に希望を託しているんですね。その人の身になってみれば、確かにその気持ちは理解できます。(「イキイキ中国」より つづく)

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