イギリスやアメリカのメディアによりますと、オーストラリアの入管当局は昨年11月、同国のブリスベンで開かれたＧ20サミットに出席した各国首脳31人の個人情報を、誤ってサッカーのAFCアジアカップの組織委員会のメンバーに送信してしまったということです。

　誤って送信されたのは、アメリカのオバマ大統領、ロシアのプーチン大統領、イギリスのキャメロン首相、ドイツのメルケル首相、インドのモディ首相、日本の安倍晋三首相などのパスポート番号やビザ番号、生年月日などの情報です。

　オーストラリア入管当局は「今回の情報漏えいは、人為的な操作ミスで、メールを受け取った関係者はすぐに削除した。今後、メールに対する審査と管理を強化し、ミスの再発を防ぐ」としました。（藍、小山）　国際・交流へ