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 FAO発表、エボラ熱拡大で100万人飢餓の恐れ

2014-12-18 14:03:46     cri    

 国連食糧農業機関(FAO)と国連世界食糧計画(WFP)は17日、ローマで「エボラ出血熱の感染拡大によって、ギニア、リベリア、シエラレオネの3ヵ国で、2015年3月までに計100万人以上が深刻な食糧不足に陥る恐れがある」と警告する報告書を合同で発表しました。

 報告によりますと、ギニア、リベリア、シエラレオネで現在、エボラ出血熱の感染拡大によって食糧不足の問題に困っている人口はそれぞれ、23万人、17万人と12万人となっているということです。2015年3月までに、この数字はさらに、47万人、30万人と28万人まで増加する一方で、3ヵ国の食糧生産量はそれぞれ3%、8%、5%ずつ減少する見込みです。

 FAOのブカル・ティジャニ事務局次長補兼アフリカ地域事務所代表はFAOの公式サイトで、「今回の感染拡大は、被害が最も深刻な国の食糧生産システムとバリューチェーンの脆弱性を暴露した」とした上で、「食糧危機を避けるため、FAOとそのパートナーは直ちに行動を取り、農業と市場の混乱と人々の生計にふりかかる直接の影響を乗り切らなければならない」と指摘しました。(洋、小山)国際・交流へ

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