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 中国、"為替操作による輸出優位説"に反論

2014-12-16 20:33:48     cri    

 米議会の諮問委員会である米中経済安全保障調査委員会(USCC)のウィリアム・ラインシュ委員長がこのほど、「中国が輸出の優位性を獲得するため、再び人民元の為替レートを切り下げたことで、米国の対中貿易赤字が今年も記録を更新する可能性がある」と非難したことを受けて、中国商務省の沈丹陽報道官は16日、「中国は為替操作を通じて輸出競争での優位性と輸出超過を求めるつもりはないしその必要もない。米国の一部の人たちによる非難は事実無根だ」と話しました。

 今年に入ってから、人民元はユーロに対して10.1%切り上がり、日本円に対し10.8%、ポンドに対しても4.2%切り上がりました。実質実効為替レートで見れば、1月から10月まで、人民元はあわせて2.37%切り上がったことになります。

 瀋報道官は「ここ10年来、中国は米国からの輸入を積極的に拡大している。中国は米国にとって輸出の伸びが最も大きい相手国だ。貿易の不均衡問題の解決に、非難合戦は何の意味もなく、確実な措置を講じて貿易均衡を促すことが重要だ」と述べ、ハイテク製品輸出規制の緩和や、米国企業の中国での貿易活動の積極展開などを通じて、貿易均衡を目指すよう米国側に呼びかけました。(ZHL、高橋敬) 暮らし・経済へ

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