国務院の李克強首相は30日午後、北京の人民大会堂で2014年度中国政府「友誼賞」を受賞した外国人専門家およびその家族と会見しました。

　李克強首相は中国政府と人民を代表し、受賞者にお祝いの言葉を述べた上で、彼らが中国の経済と社会の発展に対する積極的な貢献に感謝しました。

　李首相はその中で、「新中国成立65年来、とりわけ改革開放が始まってから、外国の人材が中国の繁栄と進歩において重要かつ特別な役割を果たした。イノベーションの新時代に入った今、中国は対外開放と人材導入の扉をさらに大きく開いていく」と話しました。

　さらに、「中国は今後も規制緩和により、公開で、透明かつ予期可能な制度環境を作り、市場のルールと世界共通の規則で物事を運び、外国人の中国定住ビザの申請をしやすくし、外国人の中国における教育、研究、投資環境をさらに整え、知的財産権がこれまで以上に保護されるようにする」と話しました。

　受賞した外国人専門家とその家族は李首相の招きに応じて、中華人民共和国成立65周年記念のレセプションにも出席しました。

　「友誼賞」は中国政府が外国人専門家を表彰するために設けた最高の名誉賞で、中華人民共和国成立記念の年数が5の倍数、たとえば「5周年」あるいは「10周年」になる度に、その受賞枠が倍となります。中華人民共和国成立65周年の今年、25の国から100人の専門家が受賞しました。（Yan、林）暮らし・経済へ