中国国務院の張高麗副首相は、国連の潘基文（パン・ギムン）事務総長の招きに応じて、今月23日にアメリカニューヨークにある国連本部で開かれる国連気候変動サミットに出席します。中国外務省の華春瑩報道官が12日の定例記者会見で発表しました。

　また、ルーマニアのドラグネア第一副総理とベラルーシ共和国のセマスク第一副総理の招きに応じて、張副首相は今月24日から29日にかけて両国を正式訪問するということです。

　華報道官は「現在、中国はエコ文明の建設、および中国の国情に適した経済発展と気候変動分野においてバランスの良い持続可能な発展ルートの模索に大いに力を入れている。張副首相が習近平主席の特使として国連気候変動サミットに出席することで、中国が気候変動および今回のサミットを高く重視している姿勢を見せている」と述べました。

　また、「中国は今回のサミットにおいて建設的な役割を果たす所存である。張副首相は中国が気候変動に対し積極的に対応する立場および措置を全面的に説明する基調演説を行うほか、潘基文事務総長と関連各国の首脳と会談する予定だ。中国は国際社会と共に努力し、今回のサミットが積極的な成果を出せるよう促し、気候変動の国際協力を促進し、気候変動への対応に貢献していきたい」としました。（怡康、林）国際・交流へ