中国国務院の李克強首相は10日、マクロ調整政策の基本的な方向を堅持し続け、問題を直接解決し、常に計画・行動し、マクロ調整の考えと手段を絶えず刷新し、事前の調整や微調整を重ね、予防策を講じ、現実と予測を結びつけ、リスクを予測し、経済運行を合理的な範囲内にコントロールし、もって年間の経済社会の発展目標の実現を確保するよう要求しました。

　また、李克強首相は当面の経済情勢を深く分析し「今年に入ってから、国内外の環境が複雑化し、いろんな課題が互いに入り組んでおり、経済成長を鈍化させる圧力が相変わらず大きい」と明らかにしました。

　さらに、李克強首相は「経済の中高速の発展を保つには、高いレベルでの発展を推進し、経済の質と効率を高めレベルアップさせなければならない。最も重要なのは、革新を原動力にし、科学技術のイノベーションとシステムの革新を互いに融合させ、刺激しあうことだ。科学技術イノベーション戦略を合理的に展開しなくてはならない。国際的な最先端技術に照準を定め、基礎研究と応用研究、両方の分野に力をいれるべきだ。科学技術の成果を実際の生産力にすることと、新興産業の誕生と発展を促し、市場における新たな需要を探り発展させなければならない」と強調しました。（Yin、小山）暮らし・経済へ