一方、ドイツ、フランスとポーランドの外相らはキエフ(基辅)に到着し、反体制派指導者と会談を始めました。
ウクライナ大統領報道室は19日の夜に、「ヤヌコビッチ大統領は反体制派のクリチコ党首らと会談し、双方は新たな流血の食い止めと、国家情勢の安定のため、また国民の平和のために休戦に合意した」と発表しました。同日、反体制派の指導者も、ヤヌコビッチ大統領は反体制派デモ隊の拠点となる独立広場に攻撃をしないことを約束したと述べました。
当地メディアの報道によりますと、休戦協定が結ばれた当日、独立広場ではデモ隊による行動は見られませんでした。しかし、20日早朝、広場付近で治安部隊と特殊部隊を目標に発砲するものがおり、20人余りの治安部隊隊員に怪我を負わせました。
ロシアのプーチン大統領は19日、ドイツのメルケル首相と電話会談し、双方はウクライナ情勢を安定させるために緊急措置を取ることを主張する一方、情勢のエスカレートや死傷者の続出に懸念を表明しました。その際、プーチン大統領はまた、西側諸国はウクライナ大統領への非難を直ちに止めるべきだと強調し、反体制派側の極端な行動とテロ行動を強く非難しました。
ロシア外務省のカラーシン副外相も同日、「EU(欧州連合)はウクライナへの制裁を検討しているが、これは反体制派への誤った支持だ」と指摘しました。(怡康、kokusei) 国際・交流へ
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