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　反政府デモが続くウクライナの首都キエフで、デモ隊と治安部隊の衝突が激化し、19日までに双方で800人以上の死傷者が出たということです。国際社会も情勢に注目しています。

　ウクライナ保健省によりますと、19日までに26人が死亡、800人以上が負傷しました。さらに死傷者数が増える可能性が高いということです。

　米ホワイトハウスのベン・ローデス大統領副補佐官（国家安全保障問題担当）は19日、「アメリカはEUと共にウクライナの暴力衝突に対応する。関係する責任者への制裁措置が含まれる可能性がある」と述べました。

　ロシアのプーチン大統領は19日、ドイツのメルケル首相と電話会談し、双方は緊急措置でウクライナ情勢を安定させることや、情勢のエスカレートや多くの死傷者が出ていることに懸念を表明しました。

　一方、ウクライナ大統領府は19日、ヤヌコビッチ大統領と政府への抗議デモを主導する野党3の党首が、「停戦」に合意したと発表しました。声明によれば、ヤヌコビッチ大統領は野党3党首との協議で治安部隊とデモ隊が暴力行為を停止し、これ以上の流血を防ぎ、治安を回復するための協議を始めることで合意しましたということです。（ooeiei、山下）国際・交流へ