ウクライナでは18日警察とデモ隊が激しく衝突し、死者18名のほか数百人の負傷者が出ています。これに対し、国際社会は大きな関心を寄せています。

　現地時間18日午前、2004年憲法の回復を要求する数千人のデモ隊が首都キエフの独立広場から国会に向けてデモ行進しました。その後、国会周辺では深夜までデモ隊と警察の激しい衝突が続きました。ウクライナ内政省によりますと、この日深夜0時までに18人が死亡、デモ参加者は200人以上、警察官が300人近く負傷したということです。

　国連のパン・ギムン事務総長は報道官を通して、「ウクライナ情勢の推移に注目し、激しい衝突によって死傷者が出たことに強い関心を寄せている。関係者は冷静さを保ち、情勢の更なる悪化を防ぎ、速やかに交渉を再開してほしい」と再度呼びかけました。（劉叡、大野）国際・交流へ