ドイツのメルケル首相は15日、ヨーロッパで国際通信網を構築し、欧州各国のデータ・セキュリティを強化するよう提案しました。ロイター通信の報道によりますと、フランス政府はすでにこの提案を検討し、同意したということです。

　ドイツのメディアは、「メルケル首相は19日、パリでフランスのオランド大統領と会談を行い、ヨーロッパの通信の独立性を高めるため、欧州国家通信網の構築について検討する予定だ」と報道しています。メルケル首相は、「そうすれば、Eメールや他の通信データがアメリカを経由することを防げる。ヨーロッパのプロバイダーが安全保障を提供することになる」と述べました。

　すでに去年10月、ドイツの通信会社が盗聴を防ぐため、ドイツの通信データが海外を経由せずドイツ国内に留まるよう「国家インターネット」のコンセプトを提起したということです。（Yin、大野）国際・交流へ