中国外務省の華春瑩報道官は28日に行われた定例記者会見で、「来年は世界反ファシズム戦争勝利70周年にあたる。中国は国際社会と共に努力し、歴史の正義、第二次世界大戦の勝利の成果、世界の平和、安定と繁栄を断固として守っていく」と表明しました。
報道によりますと、ロシアのプーチン大統領は27日、レニングラード戦争勝利70周年を記念し、レニングラードを守って犠牲になった42万人ものが埋葬されていたサンクトペテルブルクにある墓地を訪れ、献花しました。これに対し、ドイツのガウク大統領はプーチン大統領宛に書簡を送りました。その書簡の中で、「ナチスドイツがソ連を目標に発動した戦争を思いだし、私は深い悲しみと恥ずかしさを感じている」としています。
華報道官は記者会見で「この報道を見て、感無量だった。一国の指導者がいかに歴史を認識し、対処するかによって、この国はどのような未来を切り開くことができるかを決める」としたうえで、「国連を初めとする現代の国際秩序は世界反ファシズム戦争の勝利の成果を基礎に作り上げたものだ。第二次世界戦争の勝利の成果と戦後の国際秩序は、今日の国際社会の平和、安定と繁栄の礎であり、国際社会は共にそれを守っていかなければならない」と強調しました。(Katsu、Kokusei)
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