中国の李克強首相は17日午後北京で、第14回中国西部国際博覧会に出席したタンザニアのミゼンゴ・ピンダ首相と会談しました。

　李首相は、「共に発展途上国である中国とタンザニアの伝統的な友誼は深い。来年、中国・タンザニア国交樹立50周年を迎えるに当たり、中国はタンザニアと共に戦略的な計画を強化すると共に、伝統ある友誼を強固にして、重大な事業の協力を確実なものとし、中国・タンザニア全面的パートナー関係を絶えず推進していく。また、中国はタンザニアにできる限りの支援を提供する。タンザニアには、中国企業がタンザニア国内で発展するために必要な便宜と支持を図ってほしい」と語りました。

　李首相はまた、「アフリカ諸国との友好協力関係の発展は中国の対外戦略の重要事項である。新たな情勢の下、中国はアフリカと共に機会逃さず挑戦に立ち向かい、発展のための平和的かつ安定的な環境を作り、中国・アフリカ新型戦略的パートナーシップが更に大きな発展を成し遂げるよう推進したい」と述べました。

　これに対して、ピンダ首相は、「タンザニアと中国の友好関係には確実な基礎があり、広大な前途もある。タンザニアは中国の支援に感謝し、中国・アフリカ協力フォーラム枠組み内で中国との協力を強化し、中国・アフリカ関係の発展に積極的な役割を果たしていきたい」としました。（白昊、丹羽）