中露エネルギー協力委員会の中国側代表を務める張高麗副首相とロシア側の代表を務めるドボルコビッチ副首相は15日、北京でこの委員会の第10回会議を共同で主宰しました。

　張副首相は席上、「エネルギー協力は中露間の全面的な戦略協力パートナー関係の重要な構成部分である。双方はこの委員会の役割をきちんと果たし、両国元首が達した共通の認識事項を実行し、すでに収めた成果を強固なものにし、交渉中である協力プロジェクトを推進させた上で、新しい協力分野を作り出すべきだ。中国はロシアとのエネルギー協力を全面的に拡大していきたい」と述べました。

　ドボルコビッチ副首相は、「ロシアは、中国とのエネルギー協力の拡大を両国の全面的戦略協力パートナー関係と双方の実務協力を発展させる上での重点分野にしている。ロシア側は、中国側と共に、両国元首が達した共通の認識事項に基づいて双方の強みをそれぞれ十分発揮させ、両国の各エネルギー分野の協力を強化していきたい」と述べました。

　会談の後、張副首相とドボルコビッチ副首相は「中露エネルギー協力委員会第10回会議紀要」に調印しました。（玉華）