国務院の李克強首相は30日、北京人民大会堂で2013年度中国政府「友誼賞」を受賞した外国人専門家と会談しました。李首相はその際、「中国は人材とソフトパワーの向上を益々重要視するようになっている。中国政府は制度の完備、サービスの向上に取り組み、外国人専門家の中国での仕事と暮らしにより良い環境を作り出し、より良いサポートを提供していく」と述べました。

　9月30日、中国政府は64回目の国慶節を祝うセレモニーを開きれました。これに先立ち、李首相は新任の22か国の中国駐在使節と会談し、これに続き、今年度の「友誼賞」受賞者たちと面会しました。

　「友誼賞」は中国の経済建設と社会の発展に傑出した貢献をした外国人専門家を対象に設けた賞で、2013年度は20カ国の専門家50人にこの賞が授与されました。

　李首相は席上、「現在、中国の近代化建設は重要な時期に入っており、中国は今後も引き続き開放を拡大していく。改革開放以来、中国は海外からの人材導入を長期戦略に据えている。他山の石を参考にすれば、回り道せずに歩むことができる。中国政府は今後も引き続き体制改革を進め、市場原理を生かしながら、各種人材や根幹の創造力を大いに発揮していく」と話しました。（Yan、高橋）暮らし・経済へ