新華社通信によりますと、中国で上陸した強い台風7号（ソーリック）は14日の午前、江西省で熱帯低気圧に変わりましたが、その影響による豪雨が江西省、福建省、浙江省などに大きな損害を与えています。

　台風7号の影響を受け、福建省と浙江省の沿海で大波が発生し、また福建省、浙江省、広東省、江西省など広い範囲で豪雨が発生したほか、福建省と広東省の十数本の川で洪水が発生しました。現在、ほとんどの川の水位が下がっています。

　中国国家洪水旱魃防止総指揮部弁公室の14日の発表によりますと、台風「ソーリック」によって、福建省と浙江省の71万人が被害を受けました。現在救援活動が着々と進められています。

　しかし、台風7号の影響がまだ続いています。14日から15日までの両日間に、福建、江西、湖北、安徽などの省では豪雨が降り続け、また15日から18日までの間に、四川省では強雨が発生すると予測されています。これに対して、国家洪水旱魃防止総指揮部は、防災活動をよりよく展開し、人々の生命と安全を確保するよう関係各省に通達を出しました。（牟）暮らし・経済へ