中国の李克強首相は28日に北京で、中国とインドの国境問題に関する第16回特別代表会合に出席するため、中国を訪問中のシブ・シャンカル・メノン・インド国家安全保障顧問と会談しました。

　李首相はその中で、「中国とインドは、共同で国境地帯の平和と安全を維持し、双方関係発展の大局に影響を及ぼすことを避ける」と述べた上で、「中国とインドは両国の間の問題を率直に語り、相互の食違いを解決する智恵を持っている。双方の国境特別代表が密接な協力を保ち引率力を強化し、二国間の国境問題に関する交渉を加速させ、両国関係の発展により貢献することを望んでいる」と示しました。

　メノン国家安全保障顧問はインドのシン首相の手紙を李首相に渡し、「李首相の訪印は両国の協力に新たな歴史的チャンスをもたらした。インドは中国とハイレベル交流を保ち、戦略的な意思疎通や各分野での協力を強化し、友好交渉を通じて国境問題を解決し、両国の関係発展がより大きな成果をあげることに尽力していきたい」との考えを表明しました。（万、吉野）