商務省は5日、『中華人民共和国反ダンピング条例』と『中華人民共和国反補助金条例』に基づき、欧州連合(EU)から輸入するワインに対して反ダンピング調査と反補助金調査を行うことを発表しました。これに関する取材を受けた際、商務省公平貿易局の劉丹陽副局長は「これは通常の貿易調査だ」として、「中国は保護貿易主義に一貫して反対し、政府が貿易救済措置を講じる度に慎重な態度を取っている」と述べました。
税関統計によりますと、2012年、中国は合わせてワインを4.3億リットルを輸入しており、そのうち、EUからは2.9億リットルを輸入し、全体の67.6%をしめました。
ワインに対する反ダンピング調査と反補助金調査は、2012年8月に、中国醸酒工業協会ワイン支部の王祖明事務局長が商務省に申請したということです。
これについて、商務省公平貿易局の劉丹陽副局長は「ワインの件は国内のワイン業界の申請と中国の関連法によって行う通常の貿易調査だ」として、「中国政府の調査機関として、われわれは保護貿易主義に一貫して反対し、中国は貿易救済措置を講じる度に慎重な態度を取っている」と述べました。(ヒガシ)暮らし・経済へ
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