世界的に有名な情報セキュリティの専門家であり、アジアネット情報安全組織「SyScan」の創設者であるトーマス・リム氏は、13日に北京で開幕した国際ハイレベル安全技術サミット「360SyScan」で、「スマートフォンの急速な普及に伴い、アップルのiOSがハッキングの新たな標的になっている」と述べました。

　今回のサミットにはGoogle、Microsoft、奇虎360など世界的なネットセキュリティサービス企業の専門家らが出席し、今後の動向を分析しました。

　奇虎360の斉向東総裁は、「スマートフォンの普及が現代人の生活様式を変化させたが、スマートフォンの機能が多様化すればするほど、ハッキングされる可能性が増していく。アップル製品の市場シェアが高まるにつれ、iOSが新たな標的になっている」と述べました。（馬ゲツ・吉野）　暮らし・経済へ