中国の楊潔チ外相が10月31日に、国連・アラブ連盟シリア問題担当のブラヒミ合同特使と会談し、シリア問題の政治的解決を図るため、衝突中止、交渉の再開、国際社会による斡旋、人道主義援助をめぐる4つの提案を打ち出しました。
このことに因んで、中国外務省の洪磊報道官は11月1日北京で「シリア問題における中国の立場は一貫したもので、今回の新提案は、シリア問題の政治的解決を図る措置のひとつである。段階的に、地域ごとに停戦し、転換期の管理機構を構築するなど具体的な提案は、中国がアナン前特使の提案、安保理の関連決議、『連絡調整グループ』外相会議の声明に基づき、現状を見極めた上で打ち出したものだ」と説明しました。
洪磊報道官は「目下のシリア情勢は依然厳しく、政治的解決は多くの困難に直面している。ところが、より多くの国は軍事的手段による解決には限界があることを認識したことから、政治的解決を呼びかける声が上がりつつある。ブラヒミ合同特使は積極的な斡旋を進めている。この際、中国がこの提案を打ち出したのは国際的な共通認識をまとめ、政治的解決を推し進めていきたいためだ」と表明しました。(FUYING、KOKUSEI) 国際・交流へ
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