国連とアラブ連盟のラクダール・ブラヒミ合同特別代表は15日、イラン最高国家安全保障委員会のジャリリ事務局長と会談した後、共同記者会見を行いました。ブラヒミ合同特別代表はその際、「シリア情勢をコントロールできなければ、中東地域は危機に陥る可能性がある」と指摘しました。
ブラヒミ合同特別代表は会談の中で、政治的な手段でシリア問題の解決に当たることの重要性を強調しました。
一方、ジャリリ事務局長は「シリア国民の意思と投票の権利が保障されなければ、シリアで民主制度を確立することはできない。そうなると、暴力衝突が更にエスカレートし、シリアの不安定な状勢は周囲に拡大していくだろう」として懸念を示し、「シリア政府と反体制派が無条件で交渉を行うことは、シリア国内の暴力衝突の激化を防止し、安定を取り戻す効果的な措置だ」との考えを述べました。(任春生、中原) 国際・交流へ
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