中国の胡錦涛国家主席は29日、香港到着後に空港でステートメントを発表し、一致団結して前に目を向けるよう香港市民を激励しました。30日付の香港の主要新聞はそれぞれ社説や時評を発表し、「このステートメントは胡主席の今回の香港訪問の重要な意義と深い影響力を表したものだ」とし、高く評価しました。

　『文匯報』は社説で、胡主席がステートメントで「香港をたくさん見て歩き、人々の生活と期待を掘り下げて知りたい」と話したことに触れ、「これは胡主席が対香港の重要政策と方針にかかわる民意的土台を極めて重要視していることを表している」とし、今回の胡主席の香港訪問は、「香港経済にテコ入れするに当たって、中央政府に新しい政策と措置をもたらしており、香港にとっては『恵みの雨』のようだ。このことは香港の経済成長と民生の改善に役立つだけでなく、国の発展への香港の参与にもつながっており、新しい行政長官と特区政府に対する中央政府の高い信頼と全面的な支持を表している」としています。

　また、『大公報』は社説で、「胡主席のステートメントは香港返還15年来の成果を中央政府が十分に肯定していることを示しただけでなく、中央政府が香港人と共に経験を総括して、『一国二制度』を引き続き前進させていきたいと考えいることを表している」と評しています。

　さらに、『成報』はその時評において、「中央政府の支持の下で香港人が力を合わせて奮闘すれば、いかなる困難も乗り越えることができると信じている。新しい政府が700万人の香港人を率いて努力・進取し、新たな局面を切り開いていくことを期待する」としています。（Yan、中原）

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