アメリカのクリントン国務長官は16日、「アメリカは、カナダ、メキシコ、スウェーデン、ガーナ、バングラデシュ、国連環境計画と連携して、気候とクリーンエア連合の立ち上げを目指している。われわれは、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素3種類の汚染物質排出量削減を目指して取り組んでいく」と明らかにしました。
クリントン国務長官は「この3種類の汚染物質は地球温暖化の原因になる要素の中でも3分の1の割合を占めている。現在、国際社会は二酸化炭素の削減に力を入れているが、メタンなどの削減も、地球温暖化を食い止める効果的かつ経済的な手段である。われわれが展開していく事業は、国際社会の取り組みを拡充するもので、取って代わるものではない」と述べました。
クリントン国務長官によりますと、連合の事務所は国連環境計画に設置される予定で、二酸化炭素など3種類の汚染物質排出量を削減する措置として16項目が提案されました。これらの項目が実施されれば、2050年までに地球の気温の上昇幅が0.5度縮小されると見られています。
関係筋によりますと、アメリカとカナダはこの計画の立ち上げ資金として、2年内にそれぞれ1200万ドルと300万ドル出資するということです。(朱丹陽 中原)
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