中国人民銀行は8日、2012年中国中央銀行は引き続き穏やかな通貨政策を実施し、時期によっては適度な微調整も行なう考えを示しました。

　これは同日、北京で開かれた「2012年中国人民銀行工作会議」で明らかにしたものです。会議では、「今年は経済金融の動きや状況に合わせ、利率、為替相場、公開市場操作、預金準備率などの政策ツールを総合的に運用する。マクロ調整を合理的に運用し、政策の骨組みを慎重に見直し、適度な総量で、柔軟性ある政策、方向性ある支援などの要求に合わせ、貨幣貸付供給を調整し、社会融資規模の合理的増加を維持する」との考えを示しました。

　中央銀行によりますと、今年は貸付構造の改善に力を入れ、実体経済をさらに促す方針です。また、農村金融商品やサービス方式の創造を推進することで農村、農業、農民の金融サービスの改善を目指すということです。国家重点の建設プロジェクトや保障性住宅の建設、産業政策に合致する企業や小規模な企業などに対し、企業の技術改善への貸付支援を強化する方針です。（劉叡、山下）暮らし・経済へ