中国の李克強副首相は9日、北京で開かれた青海省とチベット自治区を連結する送電網のテスト稼動開始式に出席しました。
李克強副首相は「青海省とチベットを繋ぐ送電網の建設竣工と稼動は、チベット送電網の孤立状態を終わらせるとともに、全国的範囲での送電ネットワーク形成を表している。北京国家電力調達センターは、チベット地域への電力供給を直接コントロールできることを可能にし、地域住民の生活をはじめ、工業や農業の生産を確保する電力供給に確固たる基礎を作った」と述べました。
また、李克強副首相は「送電網の建設と稼動は、内需拡大戦略の実行、送電設備の完備、チベット自治区への送電能力の向上など、重要な意義がある」と述べました。そのうえで、「引き続き、送電網の安定運用と送電の安全、安定した電力供給などに力を入れ、青蔵高原の生態系の構築と、経済発展をサポートするため電力を提供していこう」と強調しました。(万、山下)
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