ロシアのメドベージェフ大統領は2日、サンクトペテルブルクで、韓国のイ・ミョンバク大統領と会談したあと、ロシア側は2017年からパイプラインを通じて韓国に天然ガスを輸出するだろう、と発表しました。

　この日の会談で両国大統領は、両国の経済協力をいかに強化するか、特にロシア、韓国と朝鮮の3国によるプロジェクト開発への共同参加をいかに推進するかについて討議しました。

　席上双方は、「3国が共同で参加できるプロジェクトには、朝鮮半島の鉄道とロシアのシベリア鉄道との連結、朝鮮を経由したロシアと韓国を結ぶ天然ガス輸送パイプラインの敷設、およびロシアから朝鮮経由の韓国への電力輸出などが含まれる」としています。

　ロシア側が明らかにしたところによりますと、ロシアと韓国を結ぶ天然ガス輸送パイプラインの敷設作業が順調に進めば、ロシアは2017年から韓国へ天然ガスの輸出を希望できます。

　なお、イ・ミョンバク大統領の今回のロシア訪問は大統領当選後では3回目となります。ここ数年、露韓両国間の投資、および経済協力と貿易は急速な成長の勢いを保ってきました。今年の1月から8月までの双方の貿易額は前年同期より約50%増えて160億ドルに達しました。（董燕華）国際・交流へ