中国の周生賢環境保護相は25日北京で、2010年末現在、中国大陸で稼動中の原子力発電ユニット13基、研究用原子力施設や核燃料循環施設などが安全に運転され、また建設中の原子力発電ユニット28基も安全を維持できると明らかにしました。

　これは、周環境保護相が国務院の委託を受け、全国人民代表大会常務委員会で環境保護作業報告を行った際述べたものです。周環境保護相は「ここ数年、中国では原子力技術の利用に対する管理が規範化されつつあり、その生産、販売、使用、輸出とリサイクルの全過程が厳しく監督されている。古い施設の廃棄や汚染防止作業が着実に進められており、放射性廃棄物処理施設が31ヶ所建設され、高濃度汚染源がよく管理されている。全国規模の放射線測定ネットワークと放射線予報・警報システムが構築された」と説明しました。（FUYING、KOKUSEI）