ロシアのヤノフスキー・エネルギー省次官は25日、モスクワで、朝鮮経由の韓国向け天然ガスパイプラインの敷設は、朝鮮と韓国の両国に経済利益をもたらすだけでなく、両国関係の正常化にも有利であると述べました。

　このプロジェクトの実施は、ロシアと韓国が2009年に合意したもので、パイプラインの敷設案がいくつか検討されましたが、その後南北関係が悪化したため、中断していました。

　今月の20日から25日までの間、朝鮮の最高指導者キム・ジョンイル総書記がロシアを訪問した際、この計画を続けることで一致しました。なお、このパイプラインは全長1100キロの見込みで、うち700キロは朝鮮国内に敷設されるということです。（閣、高橋）国際・交流へ