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 ADB、米国の格付け引下げへの対応を呼びかける

2011-08-10 11:45:55     cri    

 マニラに本部があるアジア開発銀行(ADB)は9日、アメリカの長期国債の格付け引下げと欧州経済の先行き不透明感によってもたらされるマイナス影響に対応するために、強力な経済政策を策定し、投資家の自信を強め、市場の過度な不安を防ぐようアジア新興市場に呼びかけました。

 ADBは報告書を発表し、「アジア新興市場は依然として、国際的な投資家の考えの突然な変化に影響されやすい。アメリカの格付け引下げと欧州債務危機の影響は投資の報酬をはるかに超えた。低迷する世界経済はそれぞれ地域の輸出を減らしていくだろう。世界の金融環境はここ数ヶ月きわめて不安定なため、アジア市場はその影響を避けられないだろう。しかし、アジア経済は基本的には良好である。そして、先進諸国との利率の差によって、より多くの外部資金が今年下半期にこの地域に流入するだろう。大規模な資金の突然の流入は、金融安定化への脅威になる可能性があり、新興市場に対するチャレンジともなるだろう。歴史的に見れば、短期的な大規模な資金流入はその国の通貨政策を撹乱し、金融システムの安定を破壊し、経済成長を妨げることになる」と述べています。

 ADBの予測によりますと、アジア新興市場の今年の経済成長率は7.9%、来年は7.8%になる見込みです。(董燕華、小野)暮らし・経済へ

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