ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関「国連ウィメン（UN Women）」は6日にニューヨークで、報告書を発表し「全世界では依然として数百万人の女性が不平等な待遇を受けている」としています。

　報告書は、「20世紀に世界各国は家庭内暴力の禁止、両性の平等的労働報酬などの措置を講じて、女性の合法的な権益を保障した上で、その範囲を拡大させた。それにより、女性が不平等な待遇を受ける現象は減少した。しかし、多くの女性にとって、女性の権益は依然として机上の空論である」と指摘しています。

　また報告書は、各国に対して女性差別の法律の撤廃や、女性のためにワンストップの法律サービスを提供する機関の設立、関係部門における女性の職位の増設などを含む様々な対策を講じて、不平等な対応によってもたらされた女性の生活の貧困、男性に比べて女性の権力が低いなどの現象をなくすよう呼びかけました。（翻訳：玉華）

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