フランス、アメリカ、イギリスをはじめとする欧米諸国は、19日、リビアへの軍事作戦を開始しました。リビア政府の発表によりますと、リビア国内の多くの場所がミサイル攻撃の標的となったということです。
フランス軍はおよそ20機の戦闘機を投入し4回にわたって空爆を行い、カダフィ政権の複数の軍用車両が破壊されたということです。
アメリカのウィリアム・ゴートニー海軍中将は19日「地中海に配置された米軍と英軍の軍艦と潜水艇はこの日、100発以上の巡航ミサイルにより、リビアの20ヵ所以上の防空施設などを攻撃した」と発表しました。他にも、カナダやイタリアも軍事行動を行っています。
軍事攻撃を受けたあと、リビア外務省は19日、「飛行禁止区域を設定した国連安保理の1973号決議はすでに無効になった。フランスが率先してこの決議に反したため、リビアはこの攻撃に立ち向かって自国を守ることが出来る」との声明を発表し、リビア情勢をめぐる緊急会議を開くよう安保理に求めました。
また、リビア武装部隊もこの日「国内の多くの場所で空襲を受けた。現在のところ、空襲により48人が死亡、150人が負傷したが、中でも女性、子供、年寄りが犠牲になった」との声明を発表しました。(翻訳:コオリ・ミン) 国際・交流へ
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