上海万博では、16日パレスチナデー祝賀式典が行われました。パレスチナのアブリブデ経済相と上海万博中国政府の華君鐸総代表は式典に出席し、挨拶しました。

　アブリブデ経済相はまず中国政府に感謝の意を示し、「中国政府の指導の下、上海万博は大きな成功を上げた。中国政府のサポートのおかげで、われわれはこの国際盛会の一員となることができた。中国政府によるパレスチナへのサポートは両国関係がこれまでの45年間、絶えず強化されてきたことを物語っている。中国人民は終始としてパレスチナ人民と共に立ち、国際舞台におけるパレスチナの各事業を全面的に支援してきた。上海万博の成功は中国人民の偉大な創造力と巨大な潜在能力を再度示した」と述べました。

　華君鐸総代表は中国政府と上海万博組織委員会を代表して、パレスチナデーに祝賀の意を表しました。また、アブリブデ経済相の来中を心から歓迎し、「中国とパレスチナ両国、両国人民は伝統的な友好関係で結ばれている。中国が世界において、最初に承認した国の一つがパレスチナである。上海万博は両国、両国人民の相互理解を強化し、両国の協力拡大に新しい契機をもたらすだろう」と述べました。

　祝賀式典では、色鮮やかな民族服をまとったパレスチナの舞踊俳優が情熱的な民族舞踊を披露し、来場者からひとしきりの拍手を博しました。

　なお、パレスチナ館の展示は「オリーブの都、平和の都」がテーマにされており、展覧館の中央には大きなオリーブの模型が置かれています。パレスチナはオリーブが取れる国で、オリーブオイルはその重要な「経済作物」と見なされています。（翻訳：董燕華）