上海万博の中国パビリオン「中国館」の3階には、約10平方メートルの小さな「水田」があります。密閉したガラス容器の中で、中国が自主開発した「スーパー・ハイブリッド米」が栽培されています。

　これは、中国の農業を紹介するために設けられたものです。栽培されているのは、中国で「ハイブリッド米の父」と呼ばれる袁隆平氏が新たに開発したハイブリッド水稲で、従来に比べ、収穫量は約8割増えます。

　袁隆平氏によると、中国では、2015年までにハイブリッド米の収穫量を倍増させることを目指して、研究を進めているということです。(鵬)