上海万博の開催が近づくにつれて、中国の各新聞、ウェブサイトが上海万博をより楽しむための詳細な情報を提供しています。

　様々な情報の中で、最も注目されているのはグルメです。携程旅行ネットなどでは中華美食街にある全聚徳北京ダックや天津狗不理包子、内蒙古の「小肥羊」、マカオレストランなど特色のあるレストランを紹介しているほか、トルコの焼肉や、フランスのシャンパン、スイスのソーセージ、ノルウェーのサーモンなど、各国のグルメを紹介するウェブサイトも少なくありません。しかし、見学人が多いため、時間差をつけて食事を取ることや食べ物を持参するなどの提案も出されています。

　パビリオンも盛んに紹介されています。中国新聞ネットはそれぞれのパビリオンの特徴にスポットを当て、中国館の百メートルの壁に描かれた「清明上河図」、ポーランド館では100台のピアノによるショパン名曲の演奏、フランス館では、申請すればフランス市長が結婚式を主催してくれるなどの情報が載せられています。

　また、チケットの購入について、郵便局やチャイナモバイル営業所、ネット上などの方法が勧められています。このほか、交通、パビリオンの予約、見学ルート、ショッピングなども取り上げられています。

　上海万博を思いっきり楽しむには、こうした予備知識を身につけようと呼びかけられています。（閣、大野）