中国国務院の李克強副首相は北京で21日、「中国発展ハイレベルフォーラム2010年」の開幕式で挨拶し、「複雑で変化しやすい内外の情勢を背景として、中国は経済の成長パターンの転換を加速するとともに、構造調整の度合いを拡大することにより、良好かつ迅速な経済成長を促していく」との方針を示しました。
李副首相は「中国は世界金融危機への対応で明らかな効果を収め、景気の上昇傾向が強固なものになりつつある」としながらも、「世界経済に不確実かつ不安定な要素があり、国内にも長期的な矛盾と短期的な問題が交錯している。経済成長は依然として複雑な情勢に直面している」との認識を示しました。
その上で、「構造調整は、経済の安定した比較的速い成長の維持と、デフレ傾向への管理を両立させる重要な接点だ。現状に即して、長期的なことに目を向け、経済の成長パターンの転換と成長モデルのイノベーションを推し進める。そして、経済成長の質と効果の向上に力を入れるとともに、構造調整を成長パターンの転換を速める重要な措置として推し進めていく」と述べました。
李副首相はさらに「いま、各国の運命は緊密につながっており、協力こそ互恵互利につながる。各国は協力して、保護貿易主義に反対し、各種様々な輸入障壁を取り除き、様々な輸出規制を緩和させる。それにより、世界経済の健全な回復と持続可能な発展を促していく必要がある」と語りました。
開幕式の前に、李克強副首相はアジア開発銀行の黒田東彦総裁、OECD・経済協力開発機構のアンヘル・グリア事務総長などフォーラムに参加した海外の来賓たちと会見しました。(翻訳:Yan、田中)