チリのエドムンド・ペレス・ヨマ内相は現地時間の27日起きたマグニチュード8.8の大地震で少なくとも300人の死者が出たことを明らかにしました。
チリ政府の初歩的な統計で、8つのエリアが地震に見舞われ、被災面積は数千平方キロに及んだことが分かりました。震源地はチリの二番目の大都市、ビオビオ州の州都・コンセプシオンに近いため、ビオビオ州の被災状況が最も深刻だということです。
チリ南部の島々は地震による津波に見舞われ、深刻な被害を受けています。中部アメリカや太平洋諸国も相次いで津波の警報を発令しました。
米ハワイ州の州都・ホノルルも現地時間27日の早朝に警報を発令し、チリ地震による津波が昼ごろ到達するため、沿海部と窪地の住民に内陸部に避難することを求めました。津波が現地時間の27日12時15分ごろ、米カリフォルニア州のロサンゼルスとサンタモニカの海岸線に到達すると予測されています。同日、津波による被害報告がなかったため、警報はすでに解除されました。
フランスのマスコミは、仏領ポリネシアは27日、チリ大地震による津波に見舞われたが、大きな被害は出なかったと報道しました。
アメリカのオバマ大統領は27日ホワイトハウスで、チリのミチェル・バチェレ大統領に「チリ政府が必要であれば、援助を提供する」と述べました。
カナダのハーパー首相も27日、「チリの国民に必要な援助を提供する支度を整えた」と声明を発表しました。
フランスのサルコジ大統領も27日コミュニケを発表し、「チリ大地震に驚愕し、チリ政府と国民に心から見舞いの意を表す」と述べました。(翻訳:KH)
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