中国国家統計局の馬建堂局長は25日、「第２次全国経済調査の結果によると、農村住民を含む一部階層の収入の伸びが緩やかで、他階層の一人当たりの所得が絶えず向上している中、各階層の所得格差が拡大する現象が現われている」と明らかにしました。

　馬局長は25日北京での記者会見で、「1970年代の末から、中国経済が絶えず発展し、市場化レベルも向上しつつある。人々の所得は多様化、多元化の傾向にあり、国民の平均賃金レベルも絶えず増加している。知識や生産手段を多く所有している人の所得が大幅に増えた一方、農村住民やそのほかの低所得層の収入増加は緩慢だった」と語りました。

　馬局長はさらに、「今回の統計結果に基づいて、関係部門は独占業界の改革を推し進め、国有経済の戦略的再編に取り組む必要がある。そして、民間企業、非公有制企業の改革発展を推し進め、異なる階層の所得の格差を縮小していく」と語りました。（12/25　翻訳者：Lin　チェッカー：金井）