民主党代表の鳩山由紀夫首相は11日午前、東京で中央対外連絡部の王家瑞部長率いる中国共産党代表団と会談しました。

　鳩山首相は先ず、両国の政権政党交流メカニズムに関する会議で収めた積極的な成果に祝賀の意を表した上で、「新政権はアジア外交を高度に重視しており、『歴史を直視し、未来に目を向ける』精神に沿って、日中の戦略的互恵関係の発展を全面的に推し進めていくことが、揺るぎない政治的信念だ」と強調しました。さらに、鳩山首相は「深刻な変化を遂げている内外情勢によって、地球気候変動への対応や、省エネ・排出削減など各分野における両国の実務的な協力に、幅広い展望が切り開かれた」との考えを示すとともに、両国の政権政党間の交流と意思疎通を強化して、日中友好の新たな歴史的な一頁を開くために有力なサポートを提供していくことに期待を示しました。

　王家瑞部長は当面の中国経済と世界・地域問題に関する見解について簡単に説明しました。日本駐在の崔天凱中国大使や代表団の主なメンバーが同席しました。

　王家瑞部長は訪日期間中、代表団を率いて東京で行われた中国共産党と日本民主党交流メカニズムの第三回会合に参加しました。（翻訳：Yan）