中国の張力軍環境保護次官は27日、東北にある瀋陽市で、「次の段階で政府は、飲用水供給源の保護を強化し、重金属による汚染を重点的に防止していく」と述べました。

　これはこの日開かれた飲用水供給源の保護に関する会議で述べたもので、張力軍次官は「中国は飲用水供給源保護区の環境管理を強化し、保護区内の不法な建設プロジェクト、それに供給源を汚染する可能性がある活動を断固として取締まっていく。特に重金属による汚染防止を主とし、リスクの高い汚染源を全面的に検査し、突発事件への緊急対策を強化し、汚染リスクを評価し、関連の広報活動を進め、放送やテレビ、新聞と雑誌、インターネットなどを利用して大衆の間で関連知識を普及していく」と述べました。

　ここ数年、飲用水供給源の保護で大きな成果を上げたものの、供給源周辺の環境状態は依然として深刻です。たとえば、都市部の水道などの飲用水の水源地の基準合格率は低く、飲用水の安全を脅かす突発的事件が多発しています。（翻訳：トウエンカ）