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バンコク気候交渉、一部の進展を見せた

2009-10-10 14:20:06     cri    

















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 タイの首都バンコクで開かれていた気候変動交渉が9日閉幕しました。今回の交渉は先進国の排出削減や資金援助などで進展を遂げましたが、一部の先進国は『京都議定書』の中止を提案し、様々な議論を招いています。

 2週間にわたって開かれたバンコク気候変動交渉は国連気候変動シリーズ会議の一環であり、170の国と地区からの代表が参加しました。会議は今年12月にデンマークの首都コペンハーゲンで開かれる『国連気候変動枠組条約』第15回締約国総会の準備会議でもあり、実質的な進展を遂げるかどうかは直接コペンハーゲン総会の成否に関わっています。

 中国代表団の首席交渉代表で、国家発展改革委員会気候変動対応局の蘇偉局長は今回の交渉を次のように紹介しました。

 「技術の面では、関係各方面はコペンハーゲン総会への計画を立て、一部の進展を見せました。しかし政策の面では、幾つか重要な問題に意見の食い違いが依然と存在しています。先進国は『京都議定書』の放棄など新しい要求を出しましたし、交渉の基礎が損なわれました」

 2週間の交渉を経て、代表たちは12月のコペンハーゲン気候変動総会の協定草案を200ページから100ページほど削減しました。しかし、会議の期間中、ノルウェーが2020年までに温室効果ガスの排出量を1990年より40%減少することを約束したほかは、アメリカを含む主な先進国は明確な削減目標を出しませんでした。一方、アメリカ代表団は『京都議定書』の中止を提案し、先進国と発展途上国を問わず、同じ枠組で交渉し、排出削減を約束するよう求めました。これは今後の交渉に支障を与え、77ヵ国グループの反発を招きました。

 77ヵ国グループと中国の仲介人であるフィリピンの交渉代表ムーラ女史は記者のインタビューに答えた際、「今回の交渉に注目している。『京都議定書』は気候変動を抑える科学的かつ公認された唯一の法律基礎である。先進国がそれを否定することは、責任を逃れて発展途上国に転嫁するためだ」と語りました。

 『国連気候変動枠組条約』事務局のデブア事務総長は9日の記者会見で、アメリカをはじめとする先進国の新しい提案に遺憾の意を表し、「途上国は先進国により強くより良いリーダーシップと資金援助を望んでいる。これこそが途上国がコペンハーゲン総会で共通認識に達する基礎だろう」と述べました。

 デブア事務総長はさらに、「会議に参加したそれぞれの代表は技術の引渡しや能力建設で進展を遂げたものの、意見の食い違いが依然として存在している」と述べました。

 また、アメリカのオバマ大統領がノーベル平和賞を授賞したことを受けて、国際環境保護団体の「グリーンピース」は声明を出し、「オバマ大統領がノーベル平和賞の真の受賞者であれば、アメリカは気候変動交渉での立場を見直し、公平的かつ拘束力のある協定が12月に誕生することを確約すべきだ」と強調しました。

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